私にとっての薬膳茶講座は、薬膳茶を作ることが目的ではありません。
自分の身体や健康について目を向けること。
そして、医療従事者と気軽に話せる場を作ること。
そのきっかけづくりです。
私は薬剤師として働く中で、「もっと早く相談してくれていたら」と感じる場面に数多く出会ってきました。
自分では大したことがないと思っていても、実は医療的なケアが必要な段階にある方は少なくありません。
例えば、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を放置することで、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞のリスクが高まります。
また女性の健康においても、「月経痛は当たり前」と我慢したり、痛み止めだけで対処したりすることで、子宮内膜症が見過ごされ、不妊につながる場合もあります。
もちろん、すべての不調が病気に繋がるというわけではありません。
しかし、身体はいつもサインを出しています。
疲れが続いている。
眠れないことがある。
頭痛が多い。
月経がつらい。
更年期だから仕方ないと思っている。
そんな小さなサインに早めに気づき、自分の身体をいたわることが大切だと感じています。
漢方養生うらら香の理念は、
「女性のライフステージに寄り添い、体調を理由にやりたいことを諦めず、自分らしく生きられるよう、身体づくりを支える」
ことです。
漢方、薬膳、西洋医学、アロマテラピー、介護・認知症関連のボランティアなど
これまで学び、経験してきたことを活かしながら、女性の健康を支える活動を続けていきたいと思っています。
病気の診断や治療が必要な時には西洋医療の力が欠かせませんし、日々の体調管理や未病の段階で身体を整えることには東洋医療の知恵が役立つこともあります。
病院へ行くべきタイミングをお伝えすることもあれば、日々の養生や薬膳の取り入れ方も合わせてご提案することもあります。
どちらか一方ではなく、その方にとって必要な選択肢を一緒に考えていきたいのです。
薬膳茶講座は、そのための入り口の一つです。
「ちょっと話してみようかな」
そんな気持ちで足を運んでいただける場所を、これからも作っていきたいと思います。

