先日、「女性の心と身体のケア」をテーマに、子育て中のお母さんを対象にお話しをさせていただきました。
今回お声がけいただいたのは、株式会社Ccobi様が運営する、シングルマザーの方を対象としたデジタルスキル習得・就労支援プログラム「Bridge Work Labo」です。
Bridge Work Laboでは、スキルを身につけて自立を目指す支援だけでなく、ママとしての時間も大切にしながら、一人の「私」としても主役になれ、ゆるやかに手を取り合えるコミュニティ『ココ・ポート』も運営されています。
今回は、その『ココ・ポート』で、女性のライフステージに伴う体の変化や、月経、PMS、更年期、そしてセルフケアについてお話ししました。
今回、私が一番印象に残ったのは、知識をお伝えしたこと以上に、皆さんとの対話です。
少人数での開催だったこともあり、ココ・ポートの運営スタッフの皆さまが、座談会のようなアットホームな雰囲気で進行してくださいました。
講座は、「今、体調で気になることはありませんか?」という問いから始まりました。
その後の対話では、皆さんがそれぞれの言葉で、ご自身の身体のこと、心のこと、日頃感じていることを話してくださいました。
皆さんが真剣に耳を傾け、たくさん質問してくださったおかげで、一方通行ではない、温かな対話の時間となりました。
私は薬剤師として、正しい知識をお伝えすることを大切にしています。
今はSNSやインターネットで、健康に関する情報を手軽に得られる時代です。その一方で、さまざまな情報があふれているからこそ、「何を信じたらいいのか分からない」「自分に都合の良い情報を信じたい」と感じる方も少なくありません。
だからこそ私は、根拠のある情報を分かりやすくお伝えすることを心がけています。
漢方薬だけでなく、西洋薬による治療や婦人科で受けられる治療についてもお話しし、それぞれの特徴を知った上で、医師と相談しながら自分に合った方法を選べることをお伝えしています。
知識は、不安をあおるためではなく、自分自身で納得して選択するためのものだと考えています。
女性は、子どものこと、仕事のこと、家族のことを優先し、自分のことはつい後回しにしてしまいがちです。
「具合が悪い時は、我慢しよう。」
そう思って過ごしていませんか。
その時間は、本来なら笑顔で過ごせたかもしれない時間です。
私自身も学生時代から今まで女性特有の健康問題に悩んでいる一人です。そして体調が整うことで、自分のやりたいことに前向きに取り組めたり、心に少し余裕が生まれたりすることを経験してきました。
健康は、毎日を我慢して過ごすためではなく、自分らしく生きるための土台です。
そして、お母さんが心身ともに健やかでいることは、その安心や笑顔がお子さんやご家族にも自然と伝わっていきます。
だからこそ、自分の体や心からのサインを見逃さず、自分自身も大切にしてほしいと思っています。
これからも、女性が自分の心と体に耳を傾け、「私自身」を大切にできるきっかけを届けながら、一人ひとりの健康に伴走していきたいと思います。
企業・自治体・各種団体での女性の健康セミナーや健康講話も承っております。ご希望の対象者やテーマに合わせた内容でお話しいたしますので、お気軽にご相談ください。
