漢方養生うらら香

漢方養生うらら香

コラム

女性の身体と心を整える漢方養生講座①

第1回「月経と女性のリズムを整える漢方養生」

長野市在住、または長野市在勤の女性の方を対象に、
長野市勤労者女性会館しなのき様、長野市南部勤労者活躍支援センター様にて、
「女性の身体と心を整える漢方養生」をテーマに全3回の講座を担当させていただきました。

体質チェックをもとに、
月経による不調のタイプを紐解きながら、
それぞれに合わせた漢方薬や養生方法についてお伝えしました。

講座では、信州和漢茶のしょうがブレンドを試飲でお持ちし、リラックスして受講していただきました。


月経痛・月経随伴症状と西洋医学的な考え方

講座のはじめに、
月経痛や月経随伴症状について、
西洋医学的な視点からもお話ししました。

低用量ピルや黄体ホルモン剤などのホルモン療法や痛み止めなどの西洋薬で症状を和らげることも、
大切な選択肢のひとつです。

実際に、私自身も必要に応じて西洋薬を取り入れています。


不調は「気・血・水(津液)」のバランスから

中国伝統医学(中医学)では、身体を構成する要素として、
「気・血・水(津液)」という考え方があります。

今回の講座ではチェック表を使いながら、
ご自身の体質を確認していただきました。

たとえば——

ストレスの影響を受けやすく、
生理前になるとイライラしたり、お腹や胸が張ったりするタイプは「気滞(きたい)」。

一方で、経血にレバーのような塊が混じったり、
刺すような強い痛みがある場合は「瘀血(おけつ)」の可能性があります。

同じ「月経」でも、
体質が違えば、整え方もまったく異なります。


さらに深く「五臓」から見る体質

気・血・水に加えて、
「肝・心・脾・肺・腎」という五臓の働きも重要です。
こちらもチェック表を使いながら、
ご自身の体質を確認していただきました。

特に女性の月経と深く関わっているのが、
中医学でいう「肝(かん)」の働きです。

生理前になると、
イライラしてしまう自分が嫌になる。
ちょっとしたことで落ち込んだり、涙が出たりする。

「私の性格の問題かな」と思ってしまう方も多いのですが、
それは性格ではなく、身体からのサインかもしれません。

「肝」はストレスの影響を受けやすく、
気や血の巡りをコントロールしているため、
バランスが崩れると月経前の不調として現れやすいのです。


体質別養生シートをお渡し

講座では、気・血・水のチェック表をもとに、
それぞれの体質に合わせた養生シートをお渡ししました。

食事やお茶、運動、暮らし方まで、
ご自身の体質に合わせて具体的に取り入れられる内容です。

養生というと難しく感じるかもしれませんが、
大切なのは、すべてを完璧にやることではなく、
その中から「今の自分に合うものを選ぶこと」。

できることを、できるタイミングで。
それだけでも、身体は少しずつ変わっていきます。


不調は整えていけるもの

中医学では、
不調を一時的に抑えるのではなく、
体質から整えていくことを大切にします。

・日々の食事
・生活習慣
・お茶などの取り入れ方
・セルフメディケーションとしての漢方薬

講座では、こうした養生の考え方をお伝えしました。

ただ実際には、
「自分の体質がいまいち分からない」
「体質がいくつも当てはまる」
「どれを選べばいいのか迷う」
という方も少なくありません。

チェック表は体質を知るひとつの目安ですが、
実際のカウンセリングでは、より詳しく問診を行い、
現在の状態や体質を丁寧に見ていきます。

そのため、今回ご案内したセルフメディケーションでの漢方薬で効果を感じにくかった方や、
体質の判断が難しいと感じた方には是非おすすめします。

また、漢方カウンセリングで取り扱っている漢方薬は、ドラッグストア等で取り扱われているものと比べて
生薬の配合量が多い処方もあります。

「なんとなく不調が続いている」
「いろいろ試しているけれど変わらない」

そんな方こそ、
一度、専門的な視点でご自身の体質を見てみませんか?

漢方カウンセリングのご案内

講座会場:長野市南部勤労者活躍支援センター