漢方養生うらら香

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コラム

ルーティンの効果〜疲れへのアプローチ〜

私の漢方カウンセリングで、主な相談のほかに出てくるお悩みで多いものが「疲れ」です。
今日は心や身体を疲れにくくしたい方、頭をスッキリさせたい方にオススメの「ルーティンの効果」について、書きたいと思います。

皆さんは毎日何回決断をしていると思いますか?
・朝ご飯何にしよう?
・今日は何を着ていこう?
朝からたくさん決断することがありますね。

ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian 教授によると、人は無意識に決断しているものも含めると1日に約35000 回の決断を下しているそうです。現代はネットが普及していますから情報量や選択肢がたくさんありすぎて選択することで脳が疲労していきます。そうすると「決断疲れ」となり正確な決断が出来なくなります。

例えば…以前の私の平日朝、アラームが鳴りそのままベッドで新聞をスマホで読む→寝落ちして自己嫌悪。バタバタと朝の準備、朝ご飯はどうしよう、服はどうしよう、片付けは今やるか帰宅後かどっち、と忙しい中決断を続け脳疲労を溜めていきます。そして天気予報を確認せず洗濯(決断疲れで正確な判断ができていない)。朝から非常に残念な気持ちでどっと疲れる。

決断疲れに有効なもののひとつに、毎日決まったタスクは出来るだけルーティン化するという方法があります。
スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたのは、意思決定による疲労を避けるためだそうです。

私の現在のルーティンは、
・朝の掃除(チェック表あり)
・仕事だけの日は上から白衣を着るので、夏はTシャツとスラックスをローテーション
・帰宅後は19:30までピアノ

ルーティン化する前より脳がスッキリして、元気に仕事に向かっているように感じます。
ルーティンという「自分との約束事」を守ると自己信頼も高まるので(ステップアップ〜基準を引き上げる〜参照)、一石二鳥のように私は感じています。
*注意:中には選択すること自体が楽しい出来事があります。そういったものはルーティンにしない方が良いです!

疲れへのアプローチ方法は、漢方薬やサプリメントだけに頼るだけではなく、このような方法もあるということをお伝えしました。
色々組み合わせて元気に過ごしたいですね!

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