自己基盤(パーソナル・ファウンデーション)の10の柱の「基準を引き上げる(Raise your Standards)」について体験談をお話ししたいと思います。
人に対して思いやりのある行動を取りたいと思っていても、人から見たらそうでもない行動をしていることはありませんか?私はまさにそうです。
仕事中に事務さんは、「さやかさん、今話していいですか?」と声をかけてくれます。
それに対して私は、「いいですよ!」と言いつつ、(いつでも話しかけていいよ、立て込んでいれば「後でもいいですか」って答えるから)と思っていました。
しかし、コミュニケーションを学ぶ中で「許可を得ずに話しかけられることをストレスに感じる人がいる」という話を聞いたのです。仕事が中断したり集中力が途切れてしまったり、それが繰り返されるとストレスが溜まっていき、その人から声をかけられるのが辛くなってくる。大切にされていないように感じるようになる。確かに私もそういう気持ちになったことがあります。
私は、緊急性があるものは良いと思うのですが、普段から声をかけて良さそうだと思えば、確認することなく声をかけていました。でも、声をかけて良さそうだと思えば…って自分の判断ですよね。自分が傲慢に思えて恥ずかしくなりましたし、性格によって立場によっては蔑ろにされていると思う人もいると思いました。これは私にとって、「思いやりのある行動ではない」と気付きました。
自分との約束「許可を得て話す」を守る
そこで私は、「今いいですか?」「手が空いたら教えてもらえますか?」「○○について話したいのですが、いいですか?」と皆に許可を得て話すようにしました。
自分との約束「許可を得て話す」を守っている自分は、相手に配慮できている、相手を大切にしている、そんな自分が誇らしいし嬉しい。
そう思えるようになりました。
「許可を得て話すこと」を突然始めるのは恥ずかしかったのですが、コミュニティーの中で「許可を得て話すこと」ができている人に宣言して応援してもらって、ほぼできるようになりました。
「自分との小さな約束を守ると、自分に対する信頼度が上がり、自分が向上していく、自分の人生の質が高まる。」
自分がありたい姿(思いやりのある行動をすること)のために、自分との小さな約束事を守ると自己信頼も高まるという体験談その②でした。
