漢方養生うらら香

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コラム

私の月経痛とPMS治療の体験談②(性成熟期と漢方薬編)

①月経痛はないのが当たり前 月経困難症 思春期編 
②正常な月経とは? 〜経血量チェック〜
③異常な月経とは? 
④月経前症候群(PMS)とは?
私の月経痛とPMS治療の体験談(低用量ピル編)
・私の月経痛とPMS治療の体験談②(性成熟期と漢方薬編)←今日はココです。
⑤月経痛とPMSの西洋治療と漢方治療について

前回の私の月経痛とPMS治療の体験談(低用量ピル編)に引き続き私の体験談です。

30代前半、私は西洋薬での治療ができなくなりました。
月経痛と月経前症候群(PMS)のある生活に戻り絶望しました。

性成熟期は仕事や家庭など担うものが変わり、思春期とは違った辛さがありました。

月経前から眠気、腰痛、お腹や胸の張り、だるさ、イライラ、むくみが生じ、月経時には鎮痛剤を服用していましたが、痛み止めの服用で胃の調子が悪くなる…。
仕事に責任を感じて休みたいと言えない。
昼休みには横になれるけれど、基本的に立ち仕事で足がパンパンにむくんで辛い。
仕事をしながら薬膳や漢方など資格の勉強をしていましたが、学生時代と同じく勉強がはかどらない。

ちなみに、経済産業省の行った調査によると、職場において約7割の女性が健康や体に関する十分な支援がないと感じています。そして女性特有の健康課題による労働損失等の経済損失は、社会全体で約3.4兆円と推計されています。(女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について=令和6年2月経済産業省ヘルスケア産業課)

当時私は、妊娠希望があり月経を止める治療が出来ない状況でした。
そんな私を救ってくれたのは、漢方薬局の信頼できる漢方薬剤師さんからいただいた自費の漢方薬でした。

私は自身の経験から、女性がライフステージのどの段階でも体調を理由にやりたい事を諦めなくて良い、心も身体も健やかにいることができる。また、人に寄り添える漢方薬剤師になりたい、漢方カウンセリングでそのお手伝いしていきたいと強く思っています。

長野県上伊那郡箕輪町中箕輪 赤そばの里

参考文献
日本産婦人科医会HP
経済産業省ヘルスケア産業課